祭の風景

船だんじり

船だんじり

皆さんは、船だんじりをご存知でしょうか? お祭りの際に大勢で担いだり曳き回されたりしている「山車(だし)」のことを「だんじり」と呼ばれているのはご存知だと思います。豊作や無病息災を願って行われる祭り事の一端を担っていたものが、いつの間にか人々の中での位置づけが変わり、いまやだんじりはお祭りの主役になりつつあります。 船だんじりとは、その中でも特に大漁や海上の安全を祈願するお祭りの際に用いられるもので、関西における海辺の地域では今も船だんじりを主体としたお祭りやイベントが行われているところがあります。 三重県の紀北町や兵庫県の尼崎などがその例で、三重県の紀北町紀伊長島区では江戸時代からお祭りが続いており、カツオ漁船を模した長さ約10メートルの山車(船だんじり)の上に子供たちが乗りながら釣り竿を垂らしカツオ一本釣りに見立て、釣り竿の先に付けたカツオのぬいぐるみと、餌に見立てた福アメを撒くというユニークな伝統行事が町ぐるみで行われています。その面白い趣向もさることながら、船だんじりや子供たちの着ている衣装・竿や旗などの装飾品にいたるまで、POPな色使いが目を引き、約250年続く伝統行事とは思えないようなカラフルでフレキシブルな雰囲気は、写真を撮ってもSNS映えすること必至! 兵庫県の尼崎市ではイベントの一環として、川に船だんじりが浮かべられ、竿で漕いでもらい実際に動く船だんじりに乗ることもできたようなので、船だんじりに興味を持たれた方は今後のイベント情報を是非チェックしてみてください!