どやどや | 関西祭り場大全
祭の風景

どやどや

どやどや

大阪の四天王寺にある修正会の六時堂で毎年1月の結願日に行われている「どやどや」。この行事の見所である御札争奪戦を正面から見られる石舞台は、報道陣に陣取られていたようですが、今は判然としません。どちらにせよ、近くで観たい方は早めに場所取りすることをおすすめします。 今の参加者は、特定の学校の特定の生徒と先生に限定されているのですが、昔は百姓や漁師が参加して五穀豊穣を祈願するまつりごとでした。その名残が今の形になったのではないかといわれています。また、農家の人々が魔除けの護符をもらいに六時堂にどやどやと集まってくる様子から、「どやどや」と呼ばれるようになったようです。 では、この「どやどや」の流れを簡単にご紹介します。 別名「裸祭り」とも呼ばれているこの行事。文字通り、参加者は皆ふんどし一丁で参加します。 最初にデモとして、幼稚園児が可愛らしく手をつなぎながら上半身裸の短パン姿で六時堂にのぼってきます。御札は撒かれませんが、一生懸命にもみ合う仕草は見ているだけで心が癒されます。 園児が退出した後、本番が始まります。 前半と後半に分かれているのですが、どちらも赤と白に色分けされており、ふんどしに鉢巻に白足袋の若い男性達がどやどやとやってきて、東西に二手に分かれた後、亀の池で再び合流し、六時堂の正面へ向かいます。このときの迫力は、実際に見て感じていただきたいポイントのひとつです。 ここで学生たちに水が掛けられ(先生たちが嬉々として水をかけまくる)、最大の見所である御札争奪戦が始まります。水を掛けるのに宗教的な意味はなく、もみ合ったときの摩擦や火傷を防ぐ為の配慮だそうです。しかし1月の極寒の中なので、学生たちの身体からは湯気が立ち上り、それもひとつのパフォーマンスになっているようです。 掛け声と共に六時堂に入場し、天井から降る護符を取り合い・奪い合うという勇ましい争奪戦が繰り広げられ、御札を取った人の数で赤白の勝敗が決まり、「どやどや」は幕を閉じます。 今時滅多にお目にかかれないふんどし姿の若さ溢れる熱い戦い。ぜひ生でご覧ください!