祭の風景

左義長まつり

左義長まつり

左義長とは、一言で表すと火祭りのことです。全国に広まっており、土地ごとでやり方・呼び方も大きく違っています。主に豊作や健康を願って、最終的に正月の飾りや山車を焼く等して火をつけることによって厄除けをする行事です。 国の重要無形民俗文化財に指定されているものもあり、長野県「野沢温泉の道祖神祭り」、神奈川県「大磯の左義長」、福島県「三島のサイノカミ」、島根県「五十猛のグロ」等がそれにあたります。 我らが関西、滋賀県の近江八幡の「左義長まつり」は国の無形民俗文化財に指定されていて毎年多くの人で賑わいます。織田信長が安土城下で行ったことが始まりとされ、天下の奇祭とも呼ばれています。信長が亡くなり、安土城下の人々が近江八幡に移り住んで左義長(山車)を八幡に奉納したことからこの土地に根付き、そこから約400年以上続く伝統行事となっています。13基ある左義長はそれぞれ趣向を凝らしたデザインがされていて、三角錐の胴体の上に青竹や赤紙、巾着などが豪華に飾られ、さらに中心にはその年の干支にちなんだ装飾がされています。その豪華な差義長を若者達が担ぎ「チョウヤレ、マッセ」という掛け声とともに町を練り歩きます。 それを見るだけでも価値がありそうですが、それだけでは終わりません。各町から集まってきた13基の左義長同士が激しくぶつかり合う「組み合わせ」が始まるのです。押しては引く、押されては引かない、その様子はまさにケンカ。「左義長まつり」がケンカ祭りと呼ばれる所以でもあります。 日が暮れ、昼間に勇ましい姿を見せていた左義長は順に奉火されていき、祭りはクライマックスを迎えます。一挙に燃え上がる炎は圧巻。 昼の猛々しい勇ましさと、夜の炎が醸し出す神秘的な雰囲気。動と静を感じられる伝統ある「左義長まつり」を是非体感してみてください!