祭の風景

千田祭

千田祭

和歌山県で行われる千田祭は、鯛を投げ合うという珍しい神事が特徴の祭りです。別名「千田の喧嘩祭り」とも呼ばれているほどの激しさで、見ごたえ十分! ではどのような流れで鯛を投げ合うに至るのでしょうか。簡単に流れをご紹介します。 まず千田祭は、最初の見所である御輿渡御(みこしとぎょ)から幕を開けます。子供の子供御輿と大人の大御輿が登場し、子供達が「ワッショイワッショイ!」と掛け声を上げながら子供御輿を担いで石段を下りてきます。元気があってかわいい! その流れで大御輿も下りてくるのかと思いきや、ここからが最初の見所!なんと大人達が200段ある石段の上から大御輿を一気に滑り下ろしていくのです。この荒々しい様子は見ているほうがドキドキハラハラ。先ほどの子供御輿のほっこりとした空気は何処へやら。さらに、石段を滑り下りた後も漁港へ着くまで何度も何度も地面に投げつけられながら前へと進んでいき、そのまま海の中へ・・と、他ではなかなか見られない珍しい光景が続きます。 この大御輿が海から引き上げられた後、遂に鯛投げが始まります。 奉納された6尾の鯛が櫓の上から投げられると、鯛の奪い合いがスタート!揉み合い掴み合う様は凄まじく、男と男の闘いが繰り広げられます。元々は海の守護神に鯛をお供えしていたことから始まったといわれていますが、現在は鯛を勝ち取ると来年の大漁が約束されるともいわれており、毎年けが人が出るほどの白熱ぶりで、「喧嘩祭り」と呼ばれる所以を間近で感じることができるでしょう。 他にも組太鼓や獅子舞、法螺貝に稚児行列等、魅力がいっぱいの千田祭に是非足を運んでみてくださいね!