祭の風景

やっさいほっさい

やっさいほっさい

大阪府堺市で行われている火渡りの祭りのことで、えびす神(海の神)がこの地に漂着した際に村人が助け、火を焚いて体を温めてあげたことが起源だと言われています。 百八束(ひゃくはっそく)の薪を井の字にして組み上げ火をつけると、火柱と火の粉が高く燃え上がり、やがて火の勢いそのまま(むしろさらに勢いよく)焼け崩れます。そこに長い竹の棒を突っ込み、崩れ落ちている薪の山を平らにならし火床を作っていきます。 そこで神職が登場。この祭りのメインである火渡りを滞りなく行う為に、火が落ち着くよう火伏せの神事が行われます。 とはいえ、まだまだ赤く燃えさかっているなか、いよいよ「火渡り」がスタート。 まず先導役が1人で火の中を駆け抜け、続いてえびす神に扮した方を担いだ男性3人が火の中を駆け抜けます。時間にすると一瞬ですがまさに命懸け。見ている誰もが緊張の中、尚も赤く火の粉を撒き散らす炎の美しさとのアンバランスさがなんとも言えない光景です。 この火渡りを3回繰り返した後、えびす神はそのまま神社の周りを「やっさいほっさい」の掛け声とともに3週駆け回って終わりを迎えます。 火渡りの神事が終わった後は、一般の人々も火渡りをすることができます。 この温度と緊張感は一度生で感じてみる価値がありそうですよね。ちなみに、薪の燃え残りを家に持ち帰ると厄除けになるともいわれているそうなので、行かれた際は是非ゲットしてみてください!(見学に行かれる祭は服装に注意!十分下調べした上で温度や素材に気をつけて楽しんでくださいね。)